●『幻の光』 宮本輝
『幻の光』 宮本輝
個人的評価:「ゆっくり染み渡ってくるような喜怒哀楽。いいっすわぁー。」
文庫: 171ページ
出版社: 新潮社 (1983/01)
ASIN: 4101307016
≪一言感想≫
このおっさんは天才かと。
以前『錦繍』という本を読んだときに甚く(いたく)感動した。その感動も薄れ欠けているので、4冊目(人にあげては買ってを繰り返して4冊目)を購入して読もうとしているところだ。
こんかいの幻の光も、心の奥に染み渡ってくるような喜怒哀楽を味わうことができた。物語の中で主人公とともに悲しんだり怒ったりしているのだが、一番最後にすぅーっと。まるで朝を迎えるかのように晴れやかになる。
そんな まーーーったりとした心を手に入れることのできるとてもいい一品。
まぁーすーーーっとしすぎて余韻しか残っていないのも問題かもしれないけど(笑)
もう何回か読んでみないとわからないのかなぁー。