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2007年02月14日

●『ハネムーン』吉本ばなな

『ハネムーン』吉本ばなな

「善くも悪くもはちゃめちゃ…」
★(3つ中)

文庫: 166ページ
出版社: 中央公論新社 (2000/07)
ISBN-13: 978-4122036765
ASIN: 4122036763
サイズ (cm): 15 x 11
Amazon.co.jp ランキング: 本で30,337位

≪感想≫

 なんか、はちゃめちゃな世界観だなぁー。って感想。べつに悪い意味じゃなくて。
 病気の時に野花を摘んでそっと窓際に置いておくような「ヲイヲイ」と言うような描写から、読んでるだけなのに匂ってくるような血なまぐさい描写から、家の小さなスペースの話で閉じこもっていたのに、急に海外に飛び出したりとか。
 それぞれに意味はあるんだろうけど、疲れたココロで読むには少し大変でした。


 そうそう、気に入ったせりふがあったんだ
「本気で、いろんなものを見ていると、どんなに小さなものの中にも、ニュースを見ているよりももっとすごい真実味があるのよ。(引用P84)」
 小さい頃、一日中空を眺めてたりしたもんだ。向かいの建物の雨どい(屋根の雨を上手く下に流すヤツ?)を一日眺めたり。雑草を観察してみたり。蟻を追っかけてみたり。
 あのころが、一番たくさんの「真実」を追っかけていた時期なのかなぁ。

 最近なんかsentimentalだね。うん。

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