« 大垣ぽこぽこ | メイン | 嘘のようなほんとの話 »

2006年09月25日

●『奪還―引き裂かれた二十四年』 蓮池透

『奪還―引き裂かれた二十四年』 蓮池透

「かわいそう(いたって客観的に)」
★★(3つ中)

文庫: 213ページ
出版社: 新潮社 (2006/04)
ASIN: 4101285519
Amazon.co.jp ランキング: 本で106,097位

≪一言感想≫

 北朝鮮拉致の蓮池さんの文書。全く期待せず買ったのだけど、予想以上に文章が上手くてびっくりした。東京理大出身らしいけれども。

 内容は日本政府の批判が多い。その中でも議員の個人名を出しての批判が目立つ。まあ、家族が拉致されて、「生きてるか死んでるか?」と言った状況で、政府に振り回されれば・・・。かわいそう。運が悪いとしか言いようがない。

 ところでところで、想像以上に日本政府も世論を動かすのに苦労しているんだなぁ。というのは感じた。蓮池さん達を"使いながら"。

 本当に申し訳ないが「他人事」
 そして、自分や自分の身の回りに何か起きても「他人事」と思われるんだろうなぁ。と心にとめて、本を閉じた。


トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://intriguing.biz/cgi/mt/mt-tb.cgi/484

コメントする