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2006年11月21日

●『絵のない絵本』 アンデルセン 訳:矢崎源九郎

『絵のない絵本』 アンデルセン 訳:矢崎源九郎

「アンデルセンさんのこねた集」
★★(3つ中)

文庫: 109ページ
出版社: 新潮社; 改版版 (1952/08)
ASIN: 4102055010
Amazon.co.jp ランキング: 本で42,585位

≪感想≫

 月が見た短いお話がたくさん入っている。

 アンデルセンは、月が世の中を見回すような視点でネタを捜してたんだろうなぁ。と感心してしまった。
 一個一個のお話も、ハッピーエンドなだけでなくて、救いようも無いような話しから、ほっとするような話まで。ただ夢を見せるだけでなく、ちゃんと人間を伝えようとしてるんだなぁー。とは思ったのでした。
 ただの物語作家とは違うなー。

 でも、ネタ帳っぽいけど、一個一個がめちゃ面白いかと聞かれると。そーでも無かった気がするんだなぁ。

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