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2006年11月29日

●『父と暮せば』井上ひさし

父と暮せば井上ひさし

「核・人の死、少し自分には実感の無い話題。まあだからこそ、『ふーん、そんな感情を抱くんだねぇ』という感じ」
★★(3つ中)

文庫: 126ページ
出版社: 新潮社 (2001/01)
ASIN: 4101168288
サイズ (cm): 15 x 11
Amazon.co.jp ランキング: 本で19,499位

≪感想≫

 登場人物が少なくて、とても理解しやすい。できるだけ多くの人向けに書かれた台本なのだろうな。と思う。

 基本的に自分の事しか考えない我々人間に、抽象的に語られる世の平和のために努力させるためには、恐怖に訴えるのが一番なんだろうねぇ。

 まあ、現状の人口が文句なく暮らせる水準はまあ不可能だろうし。
 こういった知識人達は、『平和』についてどう考えているんだろうか? 所詮彼らも自己満足の範囲内で平和を唱えられればいい。と思っているのかな?
 それとも、小さな希望の光でも見いだしているのだろうか?

 昔は、世界の平和を真剣に考えていたし、なぜ大人は『世界平和』を真剣に語らないのかと憤りさえ持っていた。
 今は、自分の周りが『平和』である事が最も重要な考え方になっている。


 少しだけ、世界平和について考えられる事があるかなと思う。
 資本主義の次の形態。

 資本主義のおかげで世の中は物質的に裕福になった。少なくとも日本人が外国の平和を心配しているほどだから充分だろう。
 そして、スローライフ等という考え方が資本主義の片隅で確実に根付いてきている。
 この考え方は間違いなく資本主義とは異なる物で、この考え方を経済の原理とかそう言う物に盛り込んでいけば、新しい経済の仕組みを作る事は可能なのじゃないか。
 と最近会計の勉強をしながら思って来た。

 ヲイヲイ。書評じゃなくなってるよ。
 またしっかり考えてエントリー作ろ。

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