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2006年12月24日

●『BC!な話―あなたの知らない精子競争』 竹内久美子

『BC!な話―あなたの知らない精子競争』 竹内久美子

「なぜ浮気男がわんさかいたり、おとなしくクリスマスに家でパソコンを打っている私がいるのかw 納得させられてしまった気がしますw」
★★★(3つ中)

文庫: 219ページ
出版社: 新潮社 (1999/12)
ASIN: 4101238146
サイズ (cm): 15 x 11
Amazon.co.jp ランキング: 本で255,613位

≪感想≫

 「利己的な遺伝子」も充分面白いけど、それをさらに読みやすく砕いた本。と言う感想。(学術的なレベルは天と地ほど違うのでしょうが)
 社会的にデリケートなレイプとか売春にも触れているので、そう言う面では読む人によっては嫌悪感を抱く人もいるのかもしれない。自覚症状がある人は読まないほうがいいんだろうな。と。

 例えば、世の中にある、レイプとかも生物学的に見れば、立派な遺伝子を残す手段なのだ、という事が書いてある。読めば結構納得させられてしまう。
 浮気についても、人間は極めて積極的だという話とか。

 あとは、男はボンキュッボンな女性が好きなのに、なぜ女性が異常にやせたがるのか、とか。この辺は女性は読んでみると面白いかも!
(男性諸君は結婚して急に太りだしても、結婚詐欺だ等と言わず喜びましょう!)


 まあそのほか様々。読後冷静になって考えてみれば、説明が足りないなーと言う面も見えますが、とにかく面白い。(いろんな意味での)性的な悩みや謎は吹っ飛びそうですw
 これから、人間の行動について考えていく上でも重要なツールにもなるかなと。


 もちろん、クリスマスに家で一人勉強をし、書評を書いたりしているのも、遺伝子的な戦略の一つである事は、言うまでもない。

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