●『無人島に生きる十六人』 須川邦彦
『無人島に生きる十六人』 須川邦彦
個人的評価:「どんな状況でも楽しめる、そんな生き方がかっこいい!また読もう。」
文庫: 258ページ
出版社: 新潮社 (2003/06)
ASIN: 4101103216
Amazon.co.jp ランキング: 本で23,208位
≪一言感想≫
海難事故で無人島に16人が流れ着く。
そこで、陽気に知的に勇ましく16人の人間が生き抜いていく実話
やっぱり海の男はかっこいい。どんな状況の中でも、働き、励まし合い、助け合い、笑い合う。
船長がどれだけ心の支えになっていたのだろう。
夜、船が来ないかという見張り役を誰がするか。と言う話になったときに、若者にやらせず、年寄りがやることになった。理由は、若者は思い悩み、「よわいこころ」がでてくるかもしれないから。と言うことだった。
夜一人で月なんぞ見ながら考え事をしていたら、よわくよわくなってしまうだろう。だから経験を積んだ年寄りが夜の見張りをする。
ほぉーと思いながら感動していた。