●『サマータイム』 佐藤多佳子
『サマータイム』 佐藤多佳子
「子供でいるって大変だなーって」
★★★(3つ中)
文庫: 218ページ
出版社: 新潮社 (2003/08)
ASIN: 4101237328
Amazon.co.jp ランキング: 本で85,777位
≪一言感想≫
夫を自動車事故で亡くした女性・その事故で片腕を無くしたその女性の息子・その息子とたまたまプールで出会った男の子・その男の子のお姉さん・とピアノ
そんな個性ある登場人物の中で視点を変えつつ、場面も変えつつ、いろんな面を見せてくれる素晴らしい小説。人にあったりするたびにいろんな変化がそれぞれに起きていく。
改めて、人間って周りがあるから存在してるんだなーって思う。無人島に居たら自分は存在しているのかどうかわからなくなるんじゃないかなw
この小説の中にもう一人、ピアノが大好きで調律の仕事をしているお兄さんがでてくる。その人はピアノを好きすぎるあまりに社長にどやされる。
大人なのに、子供でいるのは大変なんだなーとなぜか思った(笑)
最近の自分は一二年前に比べて、間違いなく退化して子供化していると思う(苦笑)いいのかな?