« 情報発信機関 | メイン | 『ONとOFF』 出井伸之 »

2006年08月22日

●『放課後の音符』 山田詠美

『放課後の音符』 山田詠美

「こんな女性に負けないくらいの、恋愛をしてみるとかっこいぃねぇ」
★★★(3つ中)

文庫: 193ページ
出版社: 新潮社 (1995/03)
ASIN: 4101036152
Amazon.co.jp ランキング: 本で45,247位

≪一言感想≫

 ぎゃーぎゃー騒いでいる女の子を凌駕する「いい女」と「いい女に変わりゆく女の子」を綴った本。
 半分くらい読んで寝るつもりだったけど全部読んで、感想までかいてらぁ。

 恋愛とかっていうものは、今まで想像していた、あるいは理想としていた物よりも遙かに動物的な物なのかもな。と。この本を読んで強く感じた。そして、それを「自然」にやっていける人がかっこいいんだなぁと。
 客観的に見ればようわからん言葉だけど、またこの本を読めばきっとわかるw

 こーいう事をビビンと感じるようになってしまったのも、悲しいかな音楽(宇多田ヒカル)のせいもあるんだろうけれども。宇多田のライブを聞いているときは完全に動物。んでもってむっちゃ気持ちええねんから。

 こうキーボードを打ちながらも、ここ数ヶ月の自分の価値観の変化には驚く。そして狼狽する。この価値観の変化は様々な悩みを引き起こして私を苦しめるんだなぁー。今までも十分中途半端な人間だったけど、今までの価値観と今の価値観の間で、さらに中途半端な人間になりそうな気がする。
 あーこわ。


 あー全然本の感想じゃねーや。
 とりあえずこれだけ感じさせたこの山田さんは天才だと思う。人に勧めようと思う本ではないけれども、自分の中で大切な本になる事は間違いないと思う。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://intriguing.biz/cgi/mt/mt-tb.cgi/434

コメント

山田詠美さんだと『ぼくは勉強が出来ない』が好きです(それしか読んでないけど(汗))
これも、良いですよv

この人の小説はよさそうだねぇー

ぼくは勉強ができない
は間違いなく買って読もう。
bookoffにあるといいなぁ。

お貸ししましょうか?

売ってなかったらかしてちょ!

コメントする