●『和解』 志賀直哉
『和解』 志賀直哉
「男同士の…って奴ですか」
★★★(3つ中)
文庫: 120ページ
出版社: 新潮社; 改版版 (1949/12)
ASIN: 4101030014
Amazon.co.jp ランキング: 本で166,762位
≪感想≫
志賀直哉氏が父親との和解までの道のりを書いた作品。
昔からケンカをしても、次の日には何の気なしに話をしている。そんなガキだった自分。まあ男子なんてみんなそんなもんだった気がするけどw
それに反して、この志賀直哉氏は父親と仲違いして、ずいぶんと長い年月をかけて和解した。
なんかすごいかっこいいなぁ。ケンカしても仲直りしなけりゃいけない縁(仲直りしたい縁)というのがあるんだなぁ。
若干、自分の「きちんとしたケンカ」をするような相手もいなかった人生は、少し寂しいなぁ。と少しうらやましく思ってみた。
むっちゃよかった。