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2006年12月10日

●『和解』 志賀直哉

『和解』 志賀直哉

「男同士の…って奴ですか」
★★★(3つ中)


文庫: 120ページ
出版社: 新潮社; 改版版 (1949/12)
ASIN: 4101030014
Amazon.co.jp ランキング: 本で166,762位

≪感想≫

 志賀直哉氏が父親との和解までの道のりを書いた作品。

 昔からケンカをしても、次の日には何の気なしに話をしている。そんなガキだった自分。まあ男子なんてみんなそんなもんだった気がするけどw

 それに反して、この志賀直哉氏は父親と仲違いして、ずいぶんと長い年月をかけて和解した。
 なんかすごいかっこいいなぁ。ケンカしても仲直りしなけりゃいけない縁(仲直りしたい縁)というのがあるんだなぁ。

 若干、自分の「きちんとしたケンカ」をするような相手もいなかった人生は、少し寂しいなぁ。と少しうらやましく思ってみた。


 むっちゃよかった。

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